- 外壁サイディング
- 外壁サイディングの下地
~サイディング下地の重要性~
下地の主流は通気構法!!

外壁は一般的に窯業や金属(ガルバリウム)→外壁下地→透湿シートの順序で建築されています。
外壁材と透湿シートの間に空気を通す層ができるため結露や湿気が発生するのを防ぐことができるので通気構法が主流となったゆえんです。
最近は気密性、断熱性の需要が増えてきており、通気性の低下も見られ内部に結露が発生しカビや腐食の原因に繋がります。
そこで気密、断熱、通気住宅を兼ね揃えた住宅の施工方法に注目され始め、昔より住宅が長生きすることが可能になってきました。
ちなみに透湿シートとは湿気を外部に逃がし水の侵入を防ぐ優れもの!
通気構法するうえでは欠かせないものですね!
下地材に種があります。
木胴縁、その名の通り木材を加工した物、樹脂胴縁、樹脂の中にアルミの芯材を入れ形成され水に濡れても腐食しないのが特徴です。
もちろん、木胴縁も防腐剤を塗れば大丈夫です。
メリットとは

メリットとしては塗装だと年数が短い窯業の張替えだと費用や負担が掛かる。
その点、金属サイディング(カバー工法)だと透湿シート下地から防水性の高いものを使用できます。
結露しにくく、断熱性、カビが発生しにくい、遮音性、雨漏りの防止等、既存の壁材を剥がすことなく施工できます。
デメリットとは

塗装より費用は高い外壁材を重ね張りするため重量がかかります。それでも金属(ガルバリウム)は窯業材の10分の1ほどの軽量ですのでそこまで懸念されることもないですね。
ちなみに雨漏りでよくあるケースでサッシ周りからの漏水、シャッターBOXからの漏水、軒天や目地コーキング劣化の隙間。
外壁からの水の侵入は数多くあります。そのため外壁材の中の下地が腐食して浮き、天井から漏水が大半でした。
下地の通気構法がいかに大事なのか
外壁のメンテナンスも大事ですが下地の通気構法の大事さも良く分かりますね。
これを機に、興味を持っていただけたら嬉しいです。
最後に
外壁サイディングの下地について知っていただけたでしょうか。
雨漏りは屋根からするものだと思っていた人も多いはずです。
しかし、屋根からだけではなく、外壁からもするということを頭の中にいれておきましょう。
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