みなさま、こんにちは!
屋根と板金のまもるくんです。
私たちは「皆さまが住む家を守る『屋根』を通じて笑顔を届けたい」という思いで活動しています。
1979年の創業以来、神奈川県横浜市を拠点に屋根と板金の工事の専門企業として
累計20,000棟以上の住宅の屋根を手掛けてきました。
当社は国土交通省が定める住宅リフォーム事業者団体に登録している事業者で
一級建築士や増改築相談員も在籍しております。
昨今、住宅リフォーム業界では悪徳業者が増えているため
① 業界の健全化を図るべく
② 生活者が安心して屋根リフォームできるよう
アドバイスも行っております。
一級建築士事務所 神奈川県知事登録 第17532号
増改築相談員 登録番号246014
神奈川県知事 許可(般-4)第78601号
特定建設業 許可(特-4)第78601号
パラペット(笠木)の修理は、建物を長期間にわたって守るために重要な役割を果たします。
パラペット(笠木)の基本から修理の重要性、トラブルの種類、修理方法、費用の目安、信頼できる業者の選び方、
そして修理に関するよくある質問まで、詳しく解説します。
目次
1. パラペット(笠木)とは?
2. パラペット(笠木)修理の重要性
3. よくあるパラペット(笠木)のトラブル
4. パラペット(笠木)の修理方法
5. 修理費用と見積り
6. 安心・安全な修理のためのQ&A
7. 信頼できる業者選びのポイント
1. パラペット(笠木)とは?

パラペット笠木は、屋上やバルコニーの端に設置される構造部材で、防水や外壁の保護、安全確保の役割を果たします。
素材には、耐久性や防水性に優れた金属、FRP、アスベストなどがあり、屋上やバルコニー、外壁などの高い場所に設置されています。
2. パラペット(笠木)修理の重要性
修理は、雨漏りを防ぎ建物の構造体を保護するだけでなく、建物の美観を維持し、落下物による危険から人や物を守るためにも必要です。定期的なメンテナンスと適切な修理は、長期的な建物の価値を保持するために欠かせません。
3. よくあるパラペット(笠木)のトラブル
- 金属製笠木
- 錆:雨水や湿気によって発生
- 穴:錆が進行して穴が開く
- 腐食:錆によって笠木が弱くなり、破損する
- その他
- コケ・カビ:湿気の多い場所に発生
- 落下物:台風などの強風によってパラペット(笠木)が落下
- 雨漏り:パラペット(笠木)の破損によって雨水が建物内部に侵入
これらのトラブルは、建物の構造体や内部を損傷させたり、人や物に被害を与える可能性があります。
そのため、早めの発見と適切な修理が必要です。
4. パラペット(笠木)の修理方法
パラペット(笠木)の修理方法は、損傷の種類や程度、笠木の素材によって異なります。
1. 補修
小さなひび割れや穴がある場合、補修作業が適しています。この方法は比較的簡単で以下のステップで行われます。
ひび割れや穴の清掃:修理する部分を清掃し、ほこりや汚れを取り除きます。
補修材の適用:適切な補修材を選び、ひび割れや穴に充填します。補修材は笠木の素材によって異なり、コンクリート補修材、エポキシ樹脂、シーリング剤などが一般的です。
平滑化:補修材が乾燥した後、修理箇所を平滑に仕上げます。
2. 塗装
笠木の表面に錆や色褪せが見られる場合、塗装によって外観を回復させることができます。塗装前には、以下の準備が必要です。
表面処理:笠木の表面を研磨し、古い塗膜や錆を除去します。
下塗り:下塗り材を塗布し、表面を保護します。これにより、新しい塗料の密着を向上させます。
本塗り:選んだ塗料を数回に分けて塗布します。各塗装間には十分な乾燥時間を確保します。
3. 張替え
笠木が大きく損傷している場合や、腐食が進んでいる場合は、張替えが必要になります。また貫板(下地材)が腐食した際には交換が必要になります。この方法は、新しい笠木と下地材を完全に交換することを意味します。
既存の笠木の撤去:損傷した笠木と貫板(下地材)を慎重に撤去します。
新しい笠木の選定:耐久性とデザインを考慮して、新しい笠木を選びます。
新しい笠木の取り付け:新しい笠木を正確な位置に取り付け、固定します。
4. カバー工法
笠木そのものは比較的健全ですが、外観を一新したい場合や、さらなる保護が必要な場合は、カバー工法が適しています。この方法では、既存の笠木の上に新しい笠木を重ねて取り付けます。
既存の笠木の調査:カバー工法が適用可能かどうかを確認します。
新しい笠木の選定:既存の笠木をカバーするための新しい笠木を選びます。
取り付け:新しい笠木を既存の笠木の上に正確に取り付け、固定します。
注意点
パラペット(笠木)の修理は、高所での作業を伴うことが多く、安全対策が非常に重要です。
笠木の素材や建物の構造に応じて、適切な修理方法を選ぶ必要があります。
専門的な知識と技術が必要なため、信頼できる業者に依頼することをお勧めします。
パラペット(笠木)の修理は、適切に行うことで建物の寿命を延ばし、美観を保持することができます。定期的なメンテナンスと、必要に応じた修理が重要です。
5. 修理費用と見積り
修理費用は、笠木の素材、長さ、形状、損傷の程度によって大きく異なります。一般的には、小規模な補修であれば数万円程度、大規模な張り替えやカバー工法になると数十万円の費用がかかることもあります。
6. 安心・安全な修理のためのQ&A
- 工事期間:修理の規模にもよりますが、数日から数週間の範囲で完了することが多いです。
- 費用:小規模な修理では数万円、大規模な工事では数十万円の費用がかかることが一般的です。
- 補助金・助成金:地域によっては、修理費用の一部を補助する制度が設けられている場合もありますので、自治体に確認してみましょう。
パラペット笠木の修理は、建物を守り、雨漏りを防ぎ、美観を保ち、安全を確保するために非常に重要です。
適切な時期に適切な方法で修理を行うことで、建物の寿命を延ばし、快適な居住空間を維持することができます。
7. 信頼できる業者選びのポイント

まず、このマークを持っている業者かどうかをチェックしましょう
これは国土交通省が一定基準に達した事業者団体に発行しているマークです。
住宅リフォーム事業者団体登録制度:https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000090.html
信頼できる業者を選ぶことは安心の屋根修理への第一歩です。
確認するチェックポイント
☑住宅リフォーム事業者団体登録事業者か?
業者が「住宅リフォーム事業者団体登録事業者」であるか確認しましょう。登録業者は一定基準を満たしており、信頼性が高いとされています。未登録の業者はトラブルのリスクがあるため、依頼前に必ず確認を。
☑建設業許可を得ているか?
建築業許可があるか確認することも重要です。屋根工事には特に「屋根工事」の許可が必要で、許可の有無は国土交通省の検索システムで確認可能です。信頼できる業者選びのポイントになります。
☑過去の工事実績が豊富か?
業者の施工実績も確認しましょう。ホームページやGoogleマップの口コミから信頼度を判断できます。豊富な実績や口コミがあれば、依頼する際に安心です。
☑損害保険に加入しているか?
損害保険の有無も確認しましょう。「リフォーム瑕疵保険」や「第三者賠償保険」はトラブル対応や工事中の事故に備えるためのものです。保険加入は信頼性の一つです。
☑アフターサービスを備えているか?
アフターサービスの有無も確認してください。工事後に問題があった際にすぐ対応してもらえるかが重要です。保証内容や期間も含めて事前に確認することで安心です。
特に費用の安さを強調する業者には注意が必要です。物価上昇の中で安価な業者には安いなりの理由があります。確かな施工サービスを望むなら、適正な相場で対応する業者を選びましょう。

