屋根塗装の完全ガイド屋根塗装の完全ガイド~工事の流れから費用相場まで徹底解説~ | 屋根・板金と雨漏り修理の専門店「屋根と板金のまもるくん」(神奈川県横浜市)

屋根塗装の完全ガイド屋根塗装の完全ガイド~工事の流れから費用相場まで徹底解説~

屋根塗装 屋根工事お役立ち情報

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アドバイスも行っております。

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特定建設業  許可(特-4)第78601号

屋根塗装は建物の美観や機能性を守るうえで重要なメンテナンスのひとつです。適切な時期に、正しい方法で屋根塗装を行うことで住まいの寿命を延ばすだけでなく、快適な住環境を維持することができます。

屋根は紫外線や雨風の影響を受けるため、劣化が進むと防水性能が下がり、雨漏りなどのトラブルにつながります。定期的な屋根塗装により劣化を食い止め、建物本体へのダメージを最小限に抑えることが可能です。

ここでは、屋根塗装が必要な理由や工事の流れ、塗料の種類から費用相場までを詳しく解説します。初めて屋根塗装を検討する方や、前回の塗装から時間が経っている方にとって役立つ情報をまとめました。

目次

1. 屋根塗装が必要な理由

2. 屋根塗装が必要になるタイミング:屋根材別の目安

3. 屋根塗料の種類と費用相場

4. 屋根塗装の具体的な施工手順

5. プロ施工とDIYの比較:リスクとメリット

6. 外壁塗装と同時施工するメリット・デメリット

7. 塗装をおすすめしない屋根材の種類と理由

8. よくある質問Q&A

9. 信頼できる業者選びのポイント

10. まとめ:屋根塗装で住まいを長持ちさせよう

1. 屋根塗装が必要な理由

屋根塗装は単なる外観の維持だけでなく、建物全体を保護し、機能性を高めるために不可欠です。

屋根塗装を行うことで、屋根表面に塗膜を形成し、雨水や紫外線の影響から屋根材をしっかりと守ることができます。特に雨が多い地域では、水分の浸入を防ぐことが劣化の予防に直結します。適切なタイミングでの塗装は、建物の構造へのダメージを最小限に抑え、修理費用の増大を防ぐ役割を果たします。

また、屋根塗装には断熱・遮熱効果を高めるタイプの塗料もあり、夏を中心とした熱の侵入を抑えて室内環境を快適に保てるメリットがあります。こうした機能性塗料を活用することで冷房効率を高め、光熱費を抑えることも期待できます。さらに、美観を維持することで住宅の資産価値も保つことが可能になり、将来的な売却を視野に入れる方にも大きなメリットがあります。

要するに、屋根塗装は屋根材を守りつつ住宅の機能性や美観を保つ重要なメンテナンスです。定期的に専門家による点検を受け、塗装適期を逃さないことが、長い目で見て住まいを大切に使い続けるためのコツといえます。

1-1 建物の寿命を延ばす

屋根表面にできる塗膜が雨水や紫外線から屋根材を保護し、劣化を抑制する役割を担います。ひび割れや剥がれが起きにくくなるため、雨漏りや屋根材の損傷を回避しやすくなります。塗装のメンテナンスを定期的に行うことで、結果的に建物自体の耐久性が向上し、長い目で見て修繕費の軽減にもつながります。

1-2 断熱・遮熱効果を高める

近年では遮熱性のある塗料が定着しており、夏場の屋根温度上昇を抑えることで室内の温度を快適に保ちます。エアコンへの負荷が軽減されるため、冷房費の節約にもつながります。地域や気候に合わせた塗料選びがより効果的です。

1-3 見た目を維持し資産価値を守る

屋根が古く見えると住宅全体の印象が古びてしまい、もし売却や貸し出しを考える際にはマイナス要素になりかねません。塗装によって色褪せや汚れをリセットし美観を取り戻すことで、建物が持つ本来の美しさを保てます。これにより結果的に資産価値を下げずに維持できることは大きなメリットです。

2. 屋根塗装が必要になるタイミング:屋根材別の目安

屋根材によって塗装のタイミングは異なります。早めの把握と定期的な点検が、無駄な費用を抑えるポイントになります。

屋根材はスレートや金属、瓦など種類によって耐久年数や劣化の進み具合が変わります。屋根材ごとの特徴を理解しておくことで、適切な時期に塗装やメンテナンスを行いやすくなります。特に初期段階で劣化を発見し、早めに対処することが結果的に費用削減につながるため、屋根材に応じた塗り替えのタイミングを把握しておくことが不可欠です。

屋根塗装の必要があるかどうかは、特定の劣化サインによって判断できます。色あせ、コケ、サビなどが具体例ですが、こうした兆候は屋根材別でも異なるスポットに出やすいため、定期的に目視やプロの点検を受けることをおすすめします。

2-1 スレート屋根の場合

スレート屋根は強度やコスト面で人気がありますが、10年ほど経過するとコケやひび割れ、色あせが目立ち始めることがあります。これらが見られたら防水性能が低下しているサインです。塗装の目安として、10年前後で一度しっかりと点検し、状況に応じて塗り替えを検討しましょう。

2-2 金属屋根(トタン・ガルバリウムなど)の場合

金属屋根は軽くて丈夫ですが、塗膜が劣化するとサビが発生しやすいという特徴があります。特にトタン屋根はサビに弱いため、剥がれや変色が見られたら早急に塗り替えを検討する必要があります。ガルバリウム屋根も定期的なチェックを行い、サビ止め効果を維持するために塗装が欠かせません。

2-3 瓦屋根(粘土瓦・モニエル瓦など)の場合

粘土瓦は耐久性が高い一方、塗装が必要なタイプの瓦もあります。瓦の表面が欠けたり、水分を吸収してしまうようになったりした場合は塗装や補修が必要となることがあります。ほかの材質に比べると塗装頻度は低いですが、定期的な専門家の点検を受けることで、長く安心して使用できます。

3. 屋根塗料の種類と費用相場

屋根塗料にはさまざまな種類があり、それぞれ価格と耐久性が異なります。目的や予算に応じて最適な塗料を選びましょう。

屋根塗装の費用は、塗料の種類と使用する量によって大きく変わります。一般的な相場としては、40万円から60万円程度が目安となり、屋根の大きさや下地調整の必要性などによって最終的な費用が決まります。初期費用を抑えるか、長期的な維持費を軽減するかなど、状況に応じて検討するのがポイントです。

耐久性の高い塗料を選べば塗り替え頻度が減り、長期的にみるとコストパフォーマンスが向上する場合もあります。一方、比較的安価な塗料をこまめに塗り替えることで、最新の塗料性能を活かす選択肢もあります。自分のライフスタイルや予算、住環境に合わせた最適な塗料選定が重要です。

3-1 アクリル塗料

アクリル塗料は他の塗料と比べると価格が安く、初期コストを抑えたい場合に向いています。ただし耐久性はやや低めで、定期的な塗り替えが必要になるケースが多いです。短いスパンでこまめにメンテナンスできる方には有効な選択肢です。

3-2 ウレタン塗料

ウレタン塗料は柔軟性が高く、さまざまな素材に塗装できる万能タイプです。価格と耐久性のバランスがよいとされ、金属屋根やスレート屋根など幅広く対応できます。定番の塗料であり、初めての方にも選びやすいのが特徴です。

3-3 シリコン塗料

高い耐候性と防汚性が評価され、コストパフォーマンスに優れています。近年では最も一般的に使用される塗料の一つで、長期間にわたり屋根の美観を保ちやすいのがメリットです。ウレタン塗料と比べても、耐久性を求める方にとって安心感のある選択肢といえます。

3-4 フッ素系塗料

フッ素系塗料は高い撥水性と耐久性を持ち、長期間にわたり屋根表面の劣化を防ぐことができます。その分、価格は高めですが、塗り替えのサイクルが長いため、トータルのコストを考えると決して高すぎる選択ではありません。美観と性能を両立したい方におすすめです。

3-5 無機塗料

無機成分を含むため、汚れや色あせに強いのが特徴です。ほかの塗料に比べて耐久年数が非常に長く、メンテナンスの手間を減らしたい方に向いています。ただし市場価格は高めで専門的な施工知識が必要となるため、技術力のある業者に依頼するのが安心です。

3-6 遮熱塗料

遮熱塗料は夏の屋根表面温度の上昇を抑える効果があり、冷房費の節約に貢献します。太陽光の反射率が高いため、屋根が熱を持ちにくい特徴を持ちます。夏場の快適性や省エネ性を重視する方に好まれる塗料です。

4. 屋根塗装の具体的な施工手順

屋根塗装は一連の工程を踏むことで仕上がりが大きく変わります。細部まで丁寧に施工することがポイントです。

屋根塗装工事は、まずは近隣住民への挨拶や工程の説明から始まります。足場を設置し、周囲への影響を最小限に抑えるための養生シートを張って、高圧洗浄で屋根をきれいに洗い流すのが最初のステップです。下地調整で劣化部位を修繕してから、下塗り・中塗り・上塗りと3段階の塗料施工を行います。仕上がりを確認したら足場を解体し、完了検査後に引き渡しという流れが一般的です。

こうした工程を省略してしまうと、早期の塗膜剥がれや防水性能の低下につながるリスクがあります。特に高圧洗浄と下地調整は塗料の密着性を高める重要な工程なので、手を抜かない施工が理想です。

4-1 下地調整・高圧洗浄の重要性

最初に屋根表面の汚れや古い塗膜を高圧洗浄でしっかり落としておくことで、新たに塗る塗料が剥がれにくくなります。加えて、ひび割れや欠けている部分があれば、下地調整で適切に補修することも欠かせません。こうした下準備が耐久性の高い仕上がりにつながるため、施工全体の品質を左右する重要ポイントです。

4-2 下塗り・中塗り・上塗りの流れ

屋根塗装は通常3回塗りが基本です。下塗りでは屋根材との密着性を高めるプライマーを塗布し、中塗り・上塗りで仕上げ用の塗料を丁寧に重ねます。3回の工程を経ることでムラを最小限に抑え、耐用年数をしっかり伸ばすことができます。

4-3 足場・養生・完了検査と引き渡し

足場は安全に作業を進めるだけでなく、丁寧な塗装のためにも欠かせない設備です。作業エリア周辺を養生シートで保護し、塗料の飛散を防ぎます。塗装後の最終検査では、仕上がり状態や色むら等を確認し、問題がなければ足場を解体して工事完了となります。

5. プロ施工とDIYの比較:リスクとメリット

屋根塗装は、熟練の技術や道具を必要とする作業。DIYでのコスト削減と、プロ施工での安全性・仕上がりの違いを理解しましょう。

DIYで屋根塗装を行えば、施工費の大幅な削減が期待できます。一方で高所作業による転落リスクや、足場の設置や塗装技術の知識不足が施工品質に影響を与える可能性がある点も留意しましょう。

プロに依頼する場合は、施工実績や保証などの安心感があります。特に屋根塗料の選定や下地調整など、専門家の視点で最適な方法をとれる点が大きなメリットです。結果として長期的に高い耐久性を保てることが多く、総合的なコストパフォーマンスにつながります。

6. 外壁塗装と同時施工するメリット・デメリット

外壁と屋根を同時に塗装することで足場代を削減できるほか、工事期間を短縮できます。ただし一度にまとまった費用がかかる面もあります。

外壁と屋根の両方を同時に塗装する最大のメリットは、足場費用や工事日数をまとめられることにより、トータルコストを抑えやすい点です。周辺の環境保全対策や近隣への挨拶なども一度に済ませられるため、手間も軽減されます。

ただし、一度に多くの面積を塗るため初期出費が大きくなることを考慮に入れる必要があります。予算面に余裕があれば長期的なコスト削減に有効ですが、短期的に資金の準備が難しい場合は無理をせず、屋根と外壁を分けて施工する選択肢も検討しましょう。

7. 塗装をおすすめしない屋根材の種類と理由

屋根材によっては塗装が適さず、むしろリスクが高まる場合もあります。対象屋根材とその理由を把握しましょう。

一部の屋根材は、塗装をしても十分な効果が得られないだけでなく、施工不良によってダメージを与えてしまう可能性があります。例えば、既にひび割れや反りが顕著な古い屋根材を無理に塗装すると、すぐに塗膜が剥がれたり水漏れを起こしたりすることがあるので要注意です。

塗装によるメンテナンスが本来想定されていない屋根材も存在するため、プロの診断を受けることで、適切な補修や交換の判断がしやすくなります。適合しない屋根材に塗装を行うリスクを減らすため、専門家による事前調査が重要です。

7-1 塗装をおすすめしない屋根材はどうすればいいのか

塗装しても十分な効果が得られない屋根材には、交換や葺き替えなど、別の方法が適している場合があります。

屋根材自体が大きく損傷していたり、耐久性を著しく失っている場合は、塗装よりも葺き替えや部分交換による対応が望ましいケースが多いです。コストはかかりますが、結果的には長期的な劣化リスクを抑え、安心して暮らせる環境を得られます。

プロの目から見て、交換や葺き替えの方が確実にダメージを防ぐと判断されるなら、長い目でみた費用対効果も高くなるでしょう。塗装にこだわらず、その屋根材に最適な手段を選ぶことが大切です。

8. よくある質問Q&A

屋根塗装を検討する際に多く寄せられる疑問点をQ&A形式でまとめました。事前の疑問解消に役立ててください。

Q: 屋根塗装はどれくらいの頻度で行うべきですか? A: 一般的には10年程度を目安とされていますが、屋根材や塗料の種類、住環境により変わります。定期的な点検で劣化のサインを早期発見することが大切です。

Q: 雨漏りが出てから塗装を考えても遅くはないでしょうか? A: 雨漏りが起きてしまうと屋根材の下役物や内部木材へのダメージが進んでいる可能性があります。できる限り早い段階でメンテナンスを行うのが理想です。

Q: 屋根塗装と外壁塗装を同時に行うメリットはありますか? A: 足場費用や工事期間がまとめられるため、結果的に費用を抑えられる場合が多いです。ただし一度に大きな予算が必要になる場合もあるので、事前の資金計画が重要です。

9. 信頼できる業者選びのポイント

まず、このマークを持っている業者かどうかをチェックしましょう
これは国土交通省が一定基準に達した事業者団体に発行しているマークです。

住宅リフォーム事業者団体登録制度

信頼できる業者を選ぶことは安心の屋根修理への第一歩です。

確認するチェックポイント

☑住宅リフォーム事業者団体登録事業者か?

業者が「住宅リフォーム事業者団体登録事業者」であるか確認しましょう。登録業者は一定基準を満たしており、信頼性が高いとされています。未登録の業者はトラブルのリスクがあるため、依頼前に必ず確認を。

☑建設業許可を得ているか?

建築業許可があるか確認することも重要です。屋根工事には特に「屋根工事」の許可が必要で、許可の有無は国土交通省の検索システムで確認可能です。信頼できる業者選びのポイントになります。

☑過去の工事実績が豊富か?

業者の施工実績も確認しましょう。ホームページやGoogleマップの口コミから信頼度を判断できます。豊富な実績や口コミがあれば、依頼する際に安心です。

☑損害保険に加入しているか?

損害保険の有無も確認しましょう。「リフォーム瑕疵保険」や「第三者賠償保険」はトラブル対応や工事中の事故に備えるためのものです。保険加入は信頼性の一つです。

☑アフターサービスを備えているか?

アフターサービスの有無も確認してください。工事後に問題があった際にすぐ対応してもらえるかが重要です。保証内容や期間も含めて事前に確認することで安心です。

特に費用の安さを強調する業者には注意が必要です。物価上昇の中で安価な業者には安いなりの理由があります。確かな施工サービスを望むなら、適正な相場で対応する業者を選びましょう。

10. まとめ:屋根塗装で住まいを長持ちさせよう

定期的な屋根塗装は、建物を長期間にわたり保護し、快適な住環境を維持するカギとなります。適切な時期・適切な方法で、しっかりと屋根をケアしていきましょう。

屋根塗装は外観の美しさをキープするだけでなく、住まいへのダメージを防ぎ、建物全体の寿命を延ばす重要な役割を担います。特に屋根材や塗料の特徴を理解し、最適なタイミングでメンテナンスを行うことで、予想外の出費や雨漏りなどのトラブルを防ぎやすくなります。

塗装が必要な屋根材とそうでない屋根材を見極め、場合によっては交換や葺き替えを検討するなど、住まいに合った最適な対策を選ぶことが大切です。さらに、DIYとプロ施工のメリット・デメリットをしっかり理解し、安全性と予算を考慮したうえでベストな方法を決定しましょう。

屋根塗装にはさまざまな知識と技術が求められますが、定期的な点検と正しい施工によって、長く安心して暮らせる住まいを育てることができます。今回の内容を参考に、快適な住環境を守るための第一歩を踏み出してみてください。

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