みなさま、こんにちは!
屋根と板金のまもるくんです。
私たちは「皆さまが住む家を守る『屋根』を通じて笑顔を届けたい」という思いで活動しています。
1979年の創業以来、神奈川県横浜市を拠点に屋根と板金の工事の専門企業として
累計20,000棟以上の住宅の屋根を手掛けてきました。
当社は国土交通省が定める住宅リフォーム事業者団体に登録している事業者で
一級建築士や増改築相談員も在籍しております。
昨今、住宅リフォーム業界では悪徳業者が増えているため
① 業界の健全化を図るべく
② 生活者が安心して屋根リフォームできるよう
アドバイスも行っております。
一級建築士事務所 神奈川県知事登録 第17532号
増改築相談員 登録番号246014
神奈川県知事 許可(般-4)第78601号
特定建設業 許可(特-4)第78601号
雨漏りはどこからするの?

画像引用 株式会社Speee
ヌリカエ 雨漏り工事を行った4,083件のデータより
https://www.nuri-kae.jp/column/part/exterior_roof/articles/456
あなたは雨漏りの被害に遭ったことがあるでしょうか。雨漏りはお家のどこかが劣化することで、隙間ができ雨水が浸入することで、放置すると大変なことになってします。私はよく、お客様に「雨漏りって何が原因で起こると思いますか?」と質問をしています。
すると雨漏りを経験していない内、多くのお客様は「屋根」と答えます。グラフからも読み取れるように、屋根が雨漏りの原因では1位となっていますが、ベランダが原因の約3割を占めていることは知らない方が多いです。今回は、ランキング形式で雨漏りをしてしまうケースをご紹介します。
1位 屋根 42.1%
冒頭でも説明した通り、雨漏りと言えば屋根をイメージする方が多いように、事実として雨漏りの原因の1位は屋根となっています。ただ一概に屋根と言っても原因は様々なものがあります。
①棟板金の劣化

実は、屋根材の劣化よりも雨漏りの原因になるのが、棟板金の劣化です。経年劣化によって釘が緩み、台風で隙間や外れ、飛ばされることによって雨漏りが起こります。
②ルーフィング(防水)シートの劣化

屋根材の下にあるルーフィングシートは、仮に屋根材に穴が開いても守ってくれる、雨漏りに対する、最後の番人のような役割を果たしています。
ただ、新築時に高耐久のものを選定しない限り、築年数が20年経つ頃には効果はほとんどなくなってしまいます。そうなると、雨漏りに繋がってしまいます。
③屋根材の塗膜劣化

新築時から10年ほど経過すると、塗装の防水機能が低下し、雨漏りに繋がることがあります。
④施工不良による雨漏り
施工業者によっては、手抜き工事をする会社もあります。
施工業者は慎重に選ぶようにしましょう。
2位 ベランダ 28%
屋根の次に雨漏りの原因になるのがベランダです。
10年以上手入れをしていない方は、もしかすると劣化のサインが出ているかもしれません。
下の原因部分をチェックして、心配な方は信頼のできる業者に一度診てもらいましょう。
①防水効果が切れている。

実はベランダは、新築時に種類の違いはあるものの、防水の処置がされています。
その防水の耐用年数は、施工方法にもよりますが、約10年から15年程度と言われており、築10年のタイミングでは、建元か業者に一度診てもらう事をお勧めします。
②腰壁の劣化

お家の高い位置に設置されているベランダには、転落を防止するために腰壁が存在します。その腰壁に亀裂が入っていると雨漏りの原因になります。
③笠木の劣化

バルコニーの腰壁の上部についている、金属の部分を笠木と呼びます。
経年で、釘やビスが緩み、隙間が空いてしまうと雨漏りの原因となります。
3位 外壁 24.6%
次は、お家で一番目にする外装部分、外壁です。
ベランダ同様に、雨漏りの原因になる部分ですので、次の部分をチェックしてみましょう。
①外壁のひび割れ

大きな地震や小さな地震の積み重ねによって日々が発生する場合があります。
雨漏りの原因になるため、家の外壁でヒビを見つけたら信頼のできる業者にチェックしてもらうようにしましょう。
②シーリング材の劣化

外壁の目地に施工しているゴム製のものをシーリングと言います。ゴム製のため紫外線に弱く、普段から膨張と収縮を繰り返しており、隙間が開き、ヒビが入ると雨漏りの危険性があります。
③防水シートの劣化
屋根と同様に、外壁の内側には雨漏りを防ぐために、防水シートが取り付けてあります。
築年数が20年を超えてきている場合は、殆ど本来の性能を失っている為、一度家の点検をしてもらうのがおすすめです。
④塗膜の劣化による、防水機能の低下

新築時からこだわってグレードの高い塗料を使用しない限り、築10年ほど経過すると防水の機能が大きく低下してしまいます。定期的な点検を行い、お家の異常を早期発見することが重要です。手で触って粉が付くことを「チョーキング」と呼び、防水機能低下のサインになっています!
4位 天窓(トップライト) 4.3%
室内を明るくし、開放感があり素晴らしいものです。ただ、同時に雨漏りのリスクも孕んでいるのが天窓です。取り合いの部分が多いことから、下のような原因で雨漏りをします。
①シーリングやパッキンの劣化

紫外線や雨水にさらされることで、亀裂や隙間が出来て雨漏りの原因になります。
②板金の劣化や施工不良

雨が入らないように天窓を加工している板金ですが経年により隙間が開き、雨漏りの原因になります。さらに、板金の加工には高い技術が必要な為、職人の腕によってはしっかりとした施工が出来ない場合があります。
③落ち葉やごみによるつまり
そもそも天窓は雨漏りのリスクが高いため、板金に返しがあったり防水シートを立ち上げたりと、特殊な加工をしています。ただ落ち葉などのごみが溜まってしまうと、雨水も溜まるようになり、雨漏れを起こしてしまいます。
5位 サッシ(窓枠) 0.9%
上記の原因よりも割合としては少ないものの、窓枠も雨漏りをするリスクがあります。
家の点検をしてもらう際は、一緒に診てもらうことをおすすめします。
①シーリング、パッキンの劣化

雨水の侵入を防ぐためにあるシーリングやパッキンですが、経年とともにひび割れや隙間が出てきます。一度、家のサッシ周りをチェックしてみましょう。
②施工不良
施工した職人が、防水シートの位置を誤り、しっかりと止水処理を行えていない場合は雨漏りの原因になります。
他の原因よりも割合としては少ないものの、窓枠も雨漏りをするリスクがあります。
家の点検をしてもらう際は、一緒に診てもらうことをおすすめします。
現状雨漏りが無くても、定期的な点検が大事です!
いかがでしたでしょうか。
お家の天敵である雨漏りですが、定期的な点検とメンテナンスを行うことにより、お家の異常の早期発見に繋がり、適切な対応をすることで、費用を抑えることが出来ます。また、工事をお願いする場合は、信頼のできる業者にお願いすることが重要です。もし信頼のできる業者がいない場合は、是非下で解説している、信頼のできる業者のポイントを参考にしていただけると嬉しいです!
雨漏りの修理が必要になった場合の対処法は他の記事で解説しているので、そちらも是非ご覧ください。
信頼できる業者選びのポイント

まず、このマークを持っている業者かどうかをチェックしましょう
これは国土交通省が一定基準に達した事業者団体に発行しているマークです。
住宅リフォーム事業者団体登録制度:https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000090.html
信頼できる業者を選ぶことは安心の屋根修理への第一歩です。
確認するチェックポイント
☑住宅リフォーム事業者団体登録事業者か?
業者が「住宅リフォーム事業者団体登録事業者」であるか確認しましょう。登録業者は一定基準を満たしており、信頼性が高いとされています。未登録の業者はトラブルのリスクがあるため、依頼前に必ず確認を。
☑建設業許可を得ているか?
建築業許可があるか確認することも重要です。屋根工事には特に「屋根工事」の許可が必要で、許可の有無は国土交通省の検索システムで確認可能です。信頼できる業者選びのポイントになります。
☑過去の工事実績が豊富か?
業者の施工実績も確認しましょう。ホームページやGoogleマップの口コミから信頼度を判断できます。豊富な実績や口コミがあれば、依頼する際に安心です。
☑損害保険に加入しているか?
損害保険の有無も確認しましょう。「リフォーム瑕疵保険」や「第三者賠償保険」はトラブル対応や工事中の事故に備えるためのものです。保険加入は信頼性の一つです。
☑アフターサービスを備えているか?
アフターサービスの有無も確認してください。工事後に問題があった際にすぐ対応してもらえるかが重要です。保証内容や期間も含めて事前に確認することで安心です。
特に費用の安さを強調する業者には注意が必要です。物価上昇の中で安価な業者には安いなりの理由があります。確かな施工サービスを望むなら、適正な相場で対応する業者を選びましょう。

