みなさま、こんにちは!
屋根と板金のまもるくんです。
私たちは「皆さまが住む家を守る『屋根』を通じて笑顔を届けたい」という思いで活動しています。
1979年の創業以来、神奈川県横浜市を拠点に屋根と板金の工事の専門企業として
累計20,000棟以上の住宅の屋根を手掛けてきました。
当社は国土交通省が定める住宅リフォーム事業者団体に登録している事業者で
一級建築士や増改築相談員も在籍しております。
昨今、住宅リフォーム業界では悪徳業者が増えているため
① 業界の健全化を図るべく
② 生活者が安心して屋根リフォームできるよう
アドバイスも行っております。
一級建築士事務所 神奈川県知事登録 第17532号
増改築相談員 登録番号246014
神奈川県知事 許可(般-4)第78601号
特定建設業 許可(特-4)第78601号
目次
1 ガルバリウム鋼板の屋根材の基礎知識
2 ガルバリウム鋼板の屋根工事費用
3 ガルバリウム鋼板の屋根材と色
4 ガルバリウム鋼板の屋根材メーカーとおすすめ商品
5 屋根カバー工法(重ね張り)
6 ガルバリウム鋼板以外の屋根材
7 ガルバリウム鋼板の屋根材でのよくある質問
8 信頼できる業者選びのポイント
1 ガルバリウム鋼板の屋根材の基礎知識

・ガルバリウム鋼板とは?
ガルバリウム鋼板は、アルミニウムと亜鉛の合金でコーティングされた鋼板です。
組成は、 アルミニウム55%、 亜鉛43.4%、 シリコン1.6% です。
耐久性と耐候性に優れ、長期に渡り屋根の美観と機能を維持します。
・屋根材の種類と特徴
屋根材には、主にスレート、陶器瓦、粘土瓦、ハイブリッド瓦、セメント瓦、アスファルトシングル、トタン、陶板、銅板、ステンレス、
アルミ、エスジーエル鋼板、ジンカリウム鋼板、ガルバリウム鋼板などがあります。
ガルバリウム鋼板は、軽量でありながら高い強度を持つため、近年人気が高まっています。
・ガルバリウム鋼板の屋根は優れた屋根材か?
優れた耐久性、耐候性、メンテナンス性能を持つガルバリウム鋼板は、劣化しにくく長持ちするため、非常に優れた屋根材と言えます。
・ガルバリウム鋼板の屋根材のメリットとデメリット
メリット:
高い耐久性: 錆びにくく、長持ちする。
軽量性: 従来の屋根材よりも軽量で、地震などの災害に強い。
防火性: 火に強く、火災の延焼を防ぐ。
デザイン性: 様々な色や柄があり、モダンな屋根に仕上げられる。
メンテナンス性: 塗装などのメンテナンス頻度が低い。
環境負荷の低さ: リサイクル可能な素材である。
デメリット:
初期費用: コロニアルなどに比べると、初期費用が高い。
傷つきやすさ: 強い衝撃を与えると、傷がつくことがある。
2 ガルバリウム鋼板の屋根工事費用

ガルバリウム鋼板の屋根工事費用は、材料の質、屋根の面積、工事の複雑さによって異なりますが、一般的には他の屋根材料と比べて初期投資は高いものの、長期的に見ればその耐久性とメンテナンスの容易さからコストパフォーマンスは高いと言えます。使用する材料や施工方法によって異なりますが、㎡単価で目安は約1万4800円から1万9400円※です。
※相場価格は公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターの2024年データに基づく
公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター
費用を抑えるポイント:
・業者を複数比較して見積もりを取る
・既存の屋根材の上に重ねて張るカバー工法を検討する
・長尺のガルバリウム鋼板を使用する
・アスファルトの防水シートを使用する
3 ガルバリウム鋼板の屋根材と色
・ガルバリウム鋼板の色
ガルバリウム鋼板は、その耐久性と美観を両立させた屋根材として、幅広い色の選択肢を提供しています。
自然な風合いの色から鮮やかな色彩まで、建物のデザインや所有者の好みに合わせて選ぶことができます。
高度なコーティング技術により、色の持続性も高く、長期間にわたり美しい外観を維持することが可能です。
・縦張りと横張り
ガルバリウム鋼板は縦張りと横張りのどちらにも対応しており、これによって建物の外観に大きな違いをもたらします。
縦張りは建物に高さとスリムさを与え、モダンな印象を作り出すことができます。
一方、横張りは建物に安定感と広がりを感じさせ、伝統的な雰囲気を演出することが可能です。
施工方法によっても外観の印象が大きく変わるため、建物の設計意図や周囲の環境に合わせて選択することが重要です。
・色褪せとサビ
ガルバリウム鋼板は耐候性に優れているため、色褪せやサビに強いという特性を持っています。
しかし、長期間の使用や過酷な環境下では、ある程度の色褪せやサビが発生する可能性があります。
これを防ぐためには、定期的なメンテナンスが重要です。
特に、傷や損傷が発生した場合は、早めに対処することで、さらなる損傷を防ぐことができます。
また、ガルバリウム鋼板の寿命を延ばすためには、定期的な点検をオススメします。

4 ガルバリウム鋼板の屋根材メーカーとおすすめ商品
・メーカー
市場には多くのメーカーが存在し、それぞれに特色あるガルバリウム鋼板の製品を提供しています。
各メーカーの製品スペック、保証期間、デザインのバリエーションを比較することが重要です。
ガルバリウム鋼板の屋根材メーカーとおすすめ商品
主要なガルバリウム鋼板屋根材メーカー:
アイジー工業株式会社
ニチハ株式会社
ケイミュー株式会社
株式会社 鶴弥
株式会社ハウゼコ
福泉工業株式会社
株式会社ディートレーディング(ジンカリウム鋼板)
おすすめ商品:
アイジー工業株式会社 「スーパーガルテクト」
ニチハ株式会社 「横暖ルーフ」
ケイミュー株式会社 「スマートメタル」
株式会社 鶴弥 「レコルーフ」
株式会社ハウゼコ 「デネブエアルーフ」
福泉工業株式会社 「シルキーG2」
株式会社ディートレーディング 「エコグラーニ」
・おすすめのガルバリウム鋼板の屋根材
耐久性、デザイン性、コストパフォーマンスを考慮した上で、自分の建物や屋根の形に合った製品を選ぶことが大切です。
専門家や施工業者と相談しながら、最適な製品選びを行いましょう。
5 屋根カバー工法(重ね張り)
屋根カバー工法は、既存の屋根材の上から新たにガルバリウム鋼板を重ねて張る方法です。
既存の屋根を撤去する必要がなく、工期の短縮やコスト削減に効果的です。
6 ガルバリウム鋼板以外の金属サイディング
・エスジーエル鋼板
エスジーエル鋼板は、ガルバリウム鋼板と同様に耐久性が高いが、異なる合金を使用しています。
金額に関しては、ガルバリウム鋼板と同程度です
・アルミ
軽量で耐久性に優れ、メンテナンスが容易であります。
ガルバリウム鋼板に比べ高額になります。
・ステンレス
軽量で耐久性に優れ、メンテナンスがフリーであります。防音性や断熱性、
傷つきやすさなどのデメリットがあります。ガルバリウム鋼板に比べ高額になります。
・ジンカリウム鋼板
通常のガルバリウム屋根が「熱を伝えやすい」というデメリットを持つことに対し、
ジンカリウム屋根の場合は、表面の石粒が熱の伝わりを防ぐため、断熱性と耐久性に優れます。ガルバリウム鋼板に比べ高額になります。
・銅板
軽量で耐久性に優れ、メンテナンスがフリーであります。年数が経つにつれ、自然な色合い(緑青)に変化します。ガルバリウム鋼板に比べ高額になります。
7 ガルバリウム鋼板の屋根材でのよくある質問
Q メンテナンス方法は?
A 小さな傷や損傷があった場合は早めの修理をオススメします。
Q 再塗装の必要は?
A ガルバリウム鋼板は再塗装の必要が少ないですが、長期間使用して色褪せが気になる場合は専門業者に相談しましょう。
Q 横張りと縦張りどちらがいいのか?
A 建物のデザインや好み、地域の風土によって選択します。両方のメリット・デメリットを理解した上で選ぶことが重要です。

8 信頼できる業者選びのポイント

まず、このマークを持っている業者かどうかをチェックしましょう
これは国土交通省が一定基準に達した事業者団体に発行しているマークです。
住宅リフォーム事業者団体登録制度
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000090.html
信頼できる業者を選ぶことは安心の屋根修理への第一歩です。
確認するチェックポイント
☑住宅リフォーム事業者団体登録事業者か?
業者が「住宅リフォーム事業者団体登録事業者」であるか確認しましょう。登録業者は一定基準を満たしており、信頼性が高いとされています。未登録の業者はトラブルのリスクがあるため、依頼前に必ず確認を。
☑建設業許可を得ているか?
建築業許可があるか確認することも重要です。屋根工事には特に「屋根工事」の許可が必要で、許可の有無は国土交通省の検索システムで確認可能です。信頼できる業者選びのポイントになります。
☑過去の工事実績が豊富か?
業者の施工実績も確認しましょう。ホームページやGoogleマップの口コミから信頼度を判断できます。豊富な実績や口コミがあれば、依頼する際に安心です。
☑損害保険に加入しているか?
損害保険の有無も確認しましょう。「リフォーム瑕疵保険」や「第三者賠償保険」はトラブル対応や工事中の事故に備えるためのものです。保険加入は信頼性の一つです。
☑アフターサービスを備えているか?
アフターサービスの有無も確認してください。工事後に問題があった際にすぐ対応してもらえるかが重要です。保証内容や期間も含めて事前に確認することで安心です。
特に費用の安さを強調する業者には注意が必要です。物価上昇の中で安価な業者には安いなりの理由があります。確かな施工サービスを望むなら、適正な相場で対応する業者を選びましょう。
屋根に不具合があるなど、屋根にまつわる心配ごとが出てきたら、国土交通大臣登録団体事業者の屋根と板金のまもるくんまでご相談ください。

