屋根工事職人ブログ
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~屋根ってどんな素材があるの?~

まず初めに

今、屋根のリフォームを行う際、屋根材として金属屋根が使用される事が多くあります。

今回はエコグラーニという屋根材を紹介します。

色は全部で4種類あります。

エコグラーニとは?

エコグラーニとはジンカリウム鋼板の表面に石粒を付着させた石粒付き金属屋根の事です。 ジンカリウム鋼板はアルミ55.0%・亜鉛43.5%・シリコン1.5%でメッキされた鋼板のことを言います。

意匠性に優れた屋根材で、石粒付き金属屋根は世界では韓国やニュージーランド、中国などで製造しています。

アスファルトシングルと同様、セラミックコーティングされた石粒で表面処理されています。 アスファルトシングルの金属屋根版と覚えてください。

見た目は似てるけど違う!?

屋根の仕上がりはどれも見た目が似ています。
しかし、石粒付き金属屋根は輸入販売元や商品ごとに、板金役物の構造や止水性能、色あせ具合、屋根の張り方などが全く異なります。

そのため、各屋根材の特徴やメリット・デメリットはあらかじめ把握しておきましょう。

メリットは?

・耐用年数が30年以上 石粒でコーティングしたジンカリウム鋼板屋根は傷がつきにくく、紫外線や錆にも強いのが特徴で、平均的な耐用年数は30年~50年近く持つといわれています。
ほかの屋根材に比べても圧倒的に耐用年数が長いことが特徴です。
また、そのためメーカーが30年間保証を付けています。

・塗装によるメンテナンス不要コーティングされている石粒は高温で焼かれて、釉薬瓦と同じようにガラス質に変化した表面であるため、ほとんど色あせることはなく、塗装によるメンテナンスが不要となります。

・断熱効果が高い金属屋根は熱を伝えやすいといったデメリットを持っていますが、自然石粒付き鋼板屋根材は石粒がコーティングされているため、熱が伝わりにくく、断熱性に優れています。

・耐震性にジンカリウム鋼板は優れていて瓦屋根はもちろんですが、スレート屋根よりも軽量になっています。 ですので、建物にかかる負荷が少なく耐震性に優れています。
瓦屋根の葺き替えやスレート屋根の葺き替え、カバー工法におすすめです。

・防音性が高い表面にコーティングされた石粒が雨粒を不特定方向に細かく拡散するので、音の原因である共鳴を減らします。ですので、一般的なガルバリウム鋼板のように雨音が室内に響くことはほとんどないのです。

・防火性が高い金属や石などの不燃性の素材で製造されているジンカリウム鋼板は防火性も高く、万が一火災が起きても、炎の広がりを抑えることができます。
今回はジンカリウム鋼板のメリットと多くの魅力的である面をご紹介しました。
また、見た目の良さや耐久性にも優れており、おすすめの屋根材の1つです。

デメリットは?

コスト:ジンカリウム銅板は、他の金属材料に比べて比較的高価です。そのため、予算が限られている場合は、代替材料を選択することが必要になる可能性があります。

色の変化:ジンカリウム銅板は、劣化によって青緑色に変色することがあります。この変色は、建築物の外観に影響を与える可能性があります。ただし、多くの場合、この変色は設計上の意図として受け入れられることがあります。

切削困難:ジンカリウム銅板は、他の金属材料に比べて硬度が高く、切削が困難なことがあります。そのため、専門的な工具や技術が必要な場合があります。

耐久性:ジンカリウム銅板は、耐久性が高いとは言えません。特に、海岸地域や塩害の影響を受けやすい地域では、錆びや腐食が進行する可能性があります。

熱膨張:ジンカリウム銅板は、温度の変化に対して熱膨張が起こります。そのため、設置後に歪みが生じる可能性があります。

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